ウサギとカエル(日语童话集-中日对照)
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一寸法師(いっすんぼうし)子供のない老夫婦が子供を恵んでくださるよう住吉の神に祈ると、老婆に子供ができた。
しかし、産まれた子供は身長が一寸(現代のメートル法で3cm)しかなく、何年たっても大きくなることはなかった。
子供は一寸法師と名づけられた。
ある日、一寸法師は武士になるために京へ行きたいと言い、御椀を船に、箸を櫂にし、針を刀の代わりに、麦藁を鞘の代りに持って旅に出た[1]。
京で大きな立派な家を見つけ、そこで働かせてもらうことにした。
その家の娘と宮参りの旅をしている時、鬼が娘をさらいに来た。
一寸法師が娘を守ろうとすると、鬼は一寸法師を飲み込んだ。
一寸法師は鬼の腹の中を針で刺すと、鬼は痛いから止めてくれと降参し、一寸法師を吐き出すと山へ逃げてしまった。
一寸法師は、鬼が落としていった打出の小槌を振って自分の体を大きくし、身長は六尺(メートル法で182cm)になり、娘と結婚した。
ご飯と、金銀財宝も打ち出して、末代まで栄えたという。
鉢かづき昔、河内国に寝屋備中守藤原実高という長者が住んでいた。
長谷観音に祈願し、望み通りに女の子が生まれ、やがて美しい娘に成長した。
しかし母親が亡くなる直前、長谷観音のお告げに従い娘の頭に大きな鉢をかぶせたところ、鉢がどうしてもとれなくなってしまった母親の死後この娘(鉢かづき姫)は、継母にいじめられ家を追い出された。
世をはかなんで入水をしたが、鉢のおかげで溺れることなく浮き上がり、「山蔭三位中将」という公家に助けられて、風呂焚きとして働くことになった。
中将の四男の「宰相殿御曹司」に求婚されるが、宰相の母はみすぼらしい下女との結婚に反対し、宰相の兄たちの嫁との「嫁くらべ」を行って断念させようとする。
ところが嫁くらべが翌日に迫った夜、鉢かづき姫の頭の鉢がはずれ、姫の美しい顔があらわになった。
しかも歌を詠むのも優れ、学識も豊かで非の打ち所が無い。
嫁くらべのあと、鉢かづき姫は宰相と結婚して3人の子どもに恵まれ、長谷観音に感謝しながら幸せな生活を送った。
宫崎峻《风之谷》中日剧本对照二2005-09-15来源:和风论坛【大中小】评论:0条收藏-----------------------------(飞船和炮艇降落在腐海中心的湖面上,库夏娜掏出手枪威胁众人,不料却惊动了栖息在湖底的王虫。
娜乌西卡与王虫沟通,米度收缴了库夏娜的手枪。
娜乌西卡驾驶飞筝去搜寻刚才曾袭击他们的战机的飞行员。
)[湖水]ムズ: 姫様ぁ!!(小姐!)ナウシカ: みんな無事?(大家没事吧?)クシャナ: ウゴクな!!(都不许动!)ゴル: ああっ!!(啊!)ミト: きさま…!!(你这个...!!)クシャナ: 先程(さきほど)は御苦労…(刚才的路上辛苦了。
)ゴル: 姫様!なぜこんな奴を…(小姐!为什么这个人会在...)クシャナ: 甘いな。
私がはいつくばって礼を言うとでも思ったのか。
(太天真了,你以为我真的会感谢你吗?)ナウシカ: あなたは腐海の何もわかっていない。
ここは人間の世界じゃないわ。
銃を使うだけで何が起るかわからない所よ。
さっきの戦闘で船がたくさん森に落ちて虫達が怒っている。
見なさい, 上をー大王ヤンマは森の見張りよ。
すぐ他の虫を呼び集めるわ。
すぐ脱出する!予備のロ-プを早く!(你对腐海一点也不了解。
这里不是人类统治的世界,在这里开枪的话,会导致什么后果,谁也不知道。
刚才的战斗中,飞船坠入森林,虫类已经被激怒了。
你看看上边,森林中虫类的领导正在召集同伴。
必须尽早离开,你们快去拿绳索!)ギックリ: はっ, はい。
(啊,是。
)ナウシカ: ミト, フックを直して。
(米度,去准备挂钩!)クシャナ: 動くな。
命令は私が下す。
(不要动。
命令由我来下!)ナウシカ: あなたは何を怯えているの。
まるで迷子のキツネリスのように。
(你在害怕什么呢?简直像一只迷路的松鼠。
)クシャナ: ナニィ!!(什么!!)ナウシカ: 怖がらないで。
私はただあなたに自分の国へ帰って貰いたいだけ。
(不必害怕!我只不过想护送你返回自己的国家而已。
(ロシア民話)あるところに、父親ちちおやと継母ままははと娘の、三人が住んでいました。
父親が留守るすの時、継母は娘むすめに言いました。
「私のおばさんのところへ行って、糸いとと針はりを借かりておいで。
」そのおばさんというのは、「恐おそろしい山姥やまんばバ-バ・ヤガ-です。
」継母は、娘をバ-バ・ヤガ-に食べさせようとしたのです。
賢かしこい娘は、自分のおばさんの所へ行って、どうすればいいか教おしえてもらうことにしました。
おばさんは言いました。
「お手伝てつだいさんにハンカチをあげて、白樺しらかばの木にリボンを結むすびな。
次にドアに油あぶらをさして、犬にはパンを、猫にはベーコンをやっておくんだよ。
」これを聞いて、娘はバ-バ・ヤガ-のところに向むかいました。
骨ほねと皮かわばかりに痩やせせたバ-バ・ヤガ-は、機はたを織おっていました。
娘が、糸と針を貸かしてくださいと言うと、バ-バ・ヤガ-は言いました。
「いいともさ。
用意よういをするから、お前は機を織っておくれ。
」それからバ-バ・ヤガ-は外そとに出ると、お手伝いさんに言いました。
「あの娘を朝ご飯に食くうから、お風呂ふろに入れておきな。
」これをこっそり聞いて、娘は震ふるえ上あがりました。
そこでお手伝いさんにハンカチを一枚やって、「お風呂は沸わかさないで。
」と頼たのみました。
機を織っていると、猫が来ました。
娘は猫にベーコンをやってから聞きました。
「ここをどうしたら逃にげられるの?」「はいはい。
このくしとタオルをあげます。
逃げる時、投なげるのです。
」バ-バ・ヤガ-こで、娘は逃げ出しました。
怖こわい犬もパンをもらうと、大人おとなしくなりました。
ドアには油をさしたので、静かに通とおしてくれました。
目を突つき刺さす白樺しらかばの木には、リボンを結んだので、黙だまって通してくれました。
その間あいだ、猫は機を織っていました。
でも、下手へたですから、バ-バ・ヤガ-はすぐに気づきました。
裸(はだか)の王(おう)さま(アンデルセン童話)ある国に、洋服(ようふく)が大(だい)好(す)きな王さまがいました。
王さまは、きれいな服を買うために、自分のお金(かね)を全部使ってしまいます。
お城(しろ)では、一時間ごとに服を着替(きか)えては、みんなに自慢(じまん)をしているのでした。
王さまの国に、二人の男がやってきました。
男たちは「私たちは、世界で一番(いちばん)美しい布(ぬの)を織(お)って、きれいな服を作ります。
」と宣伝(せんでん)をしました。
そして、「その服は、間抜(まぬ)けな人には見えないのです。
」とも言いました。
男(おとこ)たちのことが、間(ま)もなく王さまの耳(みみ)に届(とど)きました。
王さまはすぐに、「私の服を作(つく)れ。
」と、男たちに命令(めいれい)しました。
男たちは、すぐに布を織り始めました。
でも、本当(ほんとう)は、何もしていなかったのです。
ただ、仕事(しごと)をしているふりをしているだけでした。
それでも男たちは、王さまに、「きれいな絹(きぬ)の糸(いと)と、お金をください。
」と申(もう)し出(で)ました。
糸とお金をもらうと、すぐ自分たちの荷物(にもつ)の中に隠(かく)しました。
さて、王さまはどのくらい布が織れたか、気になります。
そこで、年(とし)を取(と)った大臣(だいじん)を男たちの所(ところ)に遣(つか)わせました。
大臣が見ても、布が見えません。
でも、男たちは、「どうです、すばらしい布でしょう。
これで服を作れば、どんなすばらしい物(もの)になるでしょう。
」などと言います。
もちろん、大臣は、見えないというと、間抜けだと思われます。
そこで、「実(じつ)に見事(みごと)な物だな。
」と言いました。
それから王さまの所に行って、「きっとすばらしいお洋服が出来(でき)上がるでしょう。
」と報告(ほうこく)しました。
大臣の報告を聞いた王さまは、毎日、「はやく洋服が見たい。
」と、男たちに催促(さいそく)しました。
(グリム童話)昔、ある国で、王様とお后きさき様の間に、女の赤ちゃんが生まれました。
さっそく、盛さかんなお祝いわいをすることになりました。
お祝いの席には、魔ま女じょも招まねかれました。
魔女は十三人いたのですが、金のお皿さらが十二枚まいしかなかったので、十二の魔女が招かれました。
魔女たちは、赤ちゃんに贈おくり物ものをしました。
はじめの魔女はやさしい心を、二番目ばんめの魔女は美しさを。
ところが、十一番目の魔女が贈り物をした時です。
突とつ然ぜん、お祝いに呼よばれなかった十三番目の魔女が現あらわれました。
そして、赤ちゃんにこう言ったのです。
「この子は十五歳の時、つむに刺さされて死ぬ。
」 そう言うと、さっと部屋を出て行きました。
つむは糸いとを紡つむぐために使う道具どうぐです。
すると、まだ贈り物をしていなかった、十二番目の魔女が出てきました。
この魔女は十三番目の魔女の呪のろいを消けすことはできませんでした。
でも、こう告つげたのです。
「いいえ、この子は死にません。
ただ百年、眠るだけです。
」王様は、すぐに国くに中じゅうのつむを燃もやすように命令を出しました。
お姫様は十五歳になりました。
ある日、お姫様は一人でお城しろの塔に登りました。
塔の奥では、一人のおばあさんがつむを使って、糸を紡つむいでいました。
「おばあさん、それはなあに?」お姫様はつむを見たことがなかったのです。
おばあさんはにやりと笑って答えました。
「これはつむだよ」お姫様が手を伸のばすと、つむがぷつりと指を刺さしました。
お姫様は、そのまま深い眠りについたのです。
眠ねむり姫ひめ眠ったのは、お姫様ばかりではありません。
王様も、お后様も、家来けらいも犬も鳩はとも竈かまどの火も眠りました。
やがて、お城は荊いばらですっぽりと覆おおわれました。
それで人々は、お姫様を眠り姫と呼びました。
たくさんの人が、眠り姫を起こそうとお城に行きました。
でも、荊に引っかかれて、誰一人お姫様のそばまでは行けなかったのです。
ひどく寒い日でした。
雪も降っており、すっかり暗くなり、もう夜―― 今年さいごの夜でした。
この寒さと暗闇の中、一人のあわれな少女が道を歩いておりました。
頭に何もかぶらず、足に何もはいていません。
家を出るときには靴をはいていました。
ええ、確かにはいていたんです。
でも、靴は何の役にも立ちませんでした。
それはとても大きな靴で、これまで少女のお母さんがはいていたものでした。
たいそう大きい靴でした。
かわいそうに、道を大急ぎで渡ったとき、少女はその靴をなくしてしまいました。
二台の馬車が猛スピードで走ってきたからです。
片方の靴はどこにも見つかりませんでした。
もう片方は浮浪児が見つけ、走ってそれを持っていってしまいました。
その浮浪児は、いつか自分に子どもができたらゆりかごにできると思ったのです。
それで少女は小さな裸の足で歩いていきました。
両足は冷たさのためとても赤く、また青くなっておりました。
少女は古いエプロンの中にたくさんのマッチを入れ、手に一たば持っていました。
日がな一日、誰も少女から何も買いませんでした。
わずか一円だって少女にあげる者はおりませんでした。
寒さと空腹で震えながら、少女は歩き回りました――まさに悲惨を絵に描いたようです。
かわいそうな子!ひらひらと舞い降りる雪が少女の長くて金色の髪を覆いました。
その髪は首のまわりに美しくカールして下がっています。
でも、もちろん、少女はそんなことなんか考えていません。
どの窓からも蝋燭の輝きが広がり、鵞鳥を焼いているおいしそうな香りがしました。
ご存知のように、今日は大みそかです。
そうです、少女はそのことを考えていたのです。
二つの家が街の一角をなしていました。
そのうち片方が前にせり出しています。
少女はそこに座って小さくなりました。
引き寄せた少女の小さな足は体にぴったりくっつきましたが、少女はどんどん寒くなってきました。
けれど、家に帰るなんて冒険はできません。
マッチはまったく売れていないし、たったの一円も持って帰れないからです。
世界经典童话诵读-ウサギとハリネズミ(野兔和刺猬)《日语有声读物-世界经典童话诵读(日汉对照)(含光盘) 》是本好书,每天早上读着读着就记住了很多单词,更重要的是学会了很多地道的表达,还锻炼了口语。
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昔々むかしむかしの、秋あきのある日曜日にちようびの朝あさのことです。
ハリネズミはウサギの姿すがたを見みつけると、「おはよう。
」と、言いいました。
しかしウサギは、せっかくハリネズミがあいさつをしたのに返事へんじもせず、ひどく見下みくだしたような顔かおつきをしながら言いいました。
「きみは、どういうわけで、こんなに朝早あさはやくから、畑はたけの中なかを駆け回まわっているんだね。
」「ああ、散歩さんぽですよ。
」と、ハリネズミは言いいました。
「散歩さんぽだって?」と、ウサギは笑わらいました。
「いくらきみのあしだって、もっとましなことに使つかえそうなものだと、ぼくは思おもうがね。
」ハリネズミは、ひどく腹はらが立たちました。
ほかのことならなんだって我慢がまんするのですが、足あしのことを言いわれては我慢がまんできません。
というのも、ハリネズミのありは生うまれつき曲まがっていたからです。
「なんだって?!じゃあ、君きみの足あしならもっと気きの利きいたことができるというのかい。
」「そりゃそうさ。
なんたって、わたしの足あしはとっても速はやく走はしれるからね。
…君きみと違ちがってね。
」「じゃ、どっちが速はやいか試ためしてみるがいいさ。
」「なんだい、足あしの曲まがったきみがわたしに勝かてるというのかい?でも、そんなにやりたいんならやってみようじゃないか。
でも、何なにを賭かけるんだい?」「金貨一枚きんかいちまいとブランデー一瓶ひとびんだ。
」と、ハリネズミが言いいました。
「よし。
じゃ、さっそく始はじめよう。
」「いや、僕ぼくはまだ朝飯前あさめしまえだ。
世界经典童话诵读-みそさざいと熊 (山雀和熊)《日语有声读物-世界经典童话诵读(日汉对照)(含光盘) 》是本好书,每天早上读着读着就记住了很多单词,更重要的是学会了很多地道的表达,还锻炼了口语。
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昔々むかしむかし、あるところに、熊くまと狼おおかみが森もりにいました。
どこからか、美うつくしい鳥とりの歌声うたごえが聞きこえてきます。
「あれは鳥とりの王おうさま、みそさざいだよ。
」狼おおかみが言いいました。
「へぇ、鳥とりの王おうさまのお城しろってどんなだろう。
見みてみたいな。
」 狼おおかみが止やめるのも聞きかず、くまはみそさざいの巣すを覗のぞき込こました。
ちょうど、王様おうさまの鳥とりもお妃きさきの鳥とりを見みて笑わらいました。
熊くまは、留守番るすばんのしている子供こどもの鳥とりを見みて笑わらいました。
「アハハハ。
ずいぶんみずぼらしいお城しろだな。
それに、王おうさまの子供こどももさえない子供こどもだよ。
」みそさざいの子供こどもたちは怒おこって、王おうさま鳥どりにそのことを言いいました。
王おうさま鳥どりは、すぐに熊くまを呼よび出だして言いいました。
「よくも私わたしの子供こどもたちをばかにしてくれたな。
戦たたかって決着けっちゃくをつけよう。
」それで、熊くまとみそさざいは、戦たたかうことになりました。
熊くまは、牛うしや馬うまやロバや鹿しかなど、空そらの動物どうぶつを味方みかたに付つけました。
みそさざいは、鳥とりやアブや蜂はちや蠅はえなど、空そらを飛とぶものを味方みかたに付つけました。
戦たたかいの前まえの日ひ、アブあぶは狐きつねが熊くまにこんな話はなしをしているのを聞ききました。
「ぼくのこのフサフサしたしっぽを立たてたら、みんなドンドン進すすんで戦たたかうことにしよう。
でも、しっぽを下さげたら急いそいで逃にげる合図あいずだよ。
世界经典童话诵读-もみの木 (枞树)《日语有声读物-世界经典童话诵读(日汉对照)(含光盘) 》是本好书,每天早上读着读着就记住了很多单词,更重要的是学会了很多地道的表达,还锻炼了口语。
听力MP3:在土豆上,输入关键词“日语经典童话诵读-もみの木 (枞树)”即可。
昔々むかしむかし、ある森もりの中なかに、小ちいさいもみの木きがありました。
「あっ、ぼくの頭あたまの上うえをまた、ウサギが飛とび越こした。
いやだな、早はやく大おおきくなりたいな。
」もみの木は、上うえを見上げては大おおきい木きを羨うらやましいと思おもいました。
お日ひさまが、それを見みて言いいました。
「焦あせらないで、いつかいやでも大おおきくなるさ。
それよりも、若わかい時を大事だいじにするといいよ。
」でも、小ちいさいもみの木きには、その意味いみがよくわかりません。
クリスマスが近ちかづくと、森もりの若わかい木きが、次々つぎつぎに切きられました。
もみの木きは雀すずめに聞ききました。
「ねえ、雀すずめさん、あのきたちはどこへ行いくんだい?」「あれは、クリスマス・ツリーになるのさ。
キラキラしたモールや玉たまで飾かざられて、そりゃあ、きれいになるのさ。
」「ふうん。
ぼくも、早はやくそんなふうになりたいなあ。
」「この広々ひろびろとした森もりで、お前まえは若わかい時ときを、楽たのしんでおくといいよ。
」やがて、もみの木きは大おおきくなり、美うつくしい枝えだを広ひろげました。
とうとう、ある年としの冬ふゆ、木きこりがこのもみの木きに目めを留とめました。
「やあ、クリスマス・ツリーにぴったりだ。
」もみの木きは切きられて、町まちに運はこばれ、ある家いえに買かわれました。
絵えや置物おきもののある立派りっぱな広間ひろまに、もみの木きは置おかれました。
「さあ、ツリーを飾かざろう、きれい飾かざろう。
」子供こどもたちのはしゃぐ声こえが聞きこえます。
もみの木きは、胸むねがドキドキしてきました。
(プルトガル民話)昔々むかしむかし。
とても子供がほしい王様おうさまとお妃様きさきさまがいました。
二人は三人の妖精ようせいに「どうか、私たちに子供を授さずけてほしい。
」とお願ねがいをしました。
「きっと、その願いは叶かなうでしょう。
」妖精たちは答えました。
十か月が経たち、王子様が生うまれました。
三人の妖精は、王子様に贈おくり物ものをするために、やってきました。
一人目めの妖精は美うつくしさを、二人目は賢かしこさを王子様に送りました。
三人目は、もう送るものがありません。
そこで、腹はらを立てて、「王子には、ロバの耳が生はえろ!」と叫さけんだのです。
王子の耳は本当ほんとうに、ロバの耳になってしまいました。
そこで、王様は、特別とくべつな帽子ぼうしを作つくらせて、王子の耳をいつも隠かくしていました。
でも、王子もやがて髪かみを切きらなくてはならない年ごろになったのです。
王様は床屋とこやを呼んで、こう命令めいれいしました。
「お前が見たものを誰にも喋しゃべってはならない。
もし喋ったら、首くびを切るぞ」でも、床屋は見たことを喋りたくてたまりません。
そこで、教会きょうかいの神父しんぷ様に相談そうだんをしました。
神父様は「土に穴あなを掘ほって、その秘密ひみつを話はなしなさい。
後あとから、穴あなを埋うめてしまうのです。
」と、教おしえました。
床屋は、教えられた通とおりにしました。
ロバの耳みみの王子おうじしばらくすると、穴のところから、葦が生はえてきました。
一人の羊飼ひつじかいがその葦で笛を作りました。
そして、その笛を吹くと、「王子の耳はロバの耳。
王子の耳はロバの耳。
」と鳴なるではありませんか。
この笛はたちまち評判ひょうばんになり、王様の耳にも届とどきました。
驚おどろいた王様が羊飼いを呼よんで、自分で笛を吹いてみました。
すると、やはり、「王子の耳はロバの耳」となるのです。
怒った王様は、床屋の首を刎はねようとしました。
すると、王子様がこう叫んだのです。
(アンデルセン童話)ある国に、洋服ようふくが大だい好すきな王さまがいました。
王さまは、きれいな服を買うために、自分のお金かねを全部使ってしまいます。
お城しろでは、一時間ごとに服を着替きかえては、みんなに自慢じまんをしているのでした。
王さまの国に、二人の男がやってきました。
男たちは「私たちは、世界で一番いちばん美しい布ぬのを織おって、きれいな服を作ります。
」と宣伝せんでんをしました。
そして、「その服は、間抜まぬけな人には見えないのです。
」とも言いました。
男おとこたちのことが、間まもなく王さまの耳みみに届とどきました。
王さまはすぐに、「私の服を作つくれ。
」と、男たちに命令めいれいしました。
男たちは、すぐに布を織り始めました。
でも、本当ほんとうは、何もしていなかったのです。
ただ、仕事しごとをしているふりをしているだけでした。
それでも男たちは、王さまに、「きれいな絹きぬの糸いとと、お金をください。
」と申もうし出でました。
糸とお金をもらうと、すぐ自分たちの荷物にもつの中に隠かくしました。
さて、王さまはどのくらい布が織れたか、気になります。
そこで、年としを取とった大臣だいじんを男たちの所ところに遣つかわせました。
大臣が見ても、布が見えません。
でも、男たちは、「どうです、すばらしい布でしょう。
これで服を作れば、どんなすばらしい物ものになるでしょう。
」などと言います。
もちろん、大臣は、見えないというと、間抜けだと思われます。
そこで、「実じつに見事みごとな物だな。
」と言いました。
それから王さまの所に行って、「きっとすばらしいお洋服が出来でき上がるでしょう。
」と報告ほうこくしました。
大臣の報告を聞いた王さまは、毎日、「はやく洋服が見たい。
」と、男たちに催促さいそくしました。
とうとう、ある日、「洋服ができました。
」と、男たちが言ってきました。
王さまは、さっそく男たちの所に出かけました。
そして、裸はだかになると、男たちに服を着きせてもらいました。
三匹(さんぴき)の子豚(こぶた)(イギリスの民話)昔、おばあさんと三匹の小豚がいました。
ある時、おばあさんが小豚たちに言いました。
「この家にはもう食べる物がないよ。
みんなここを出て、幸(しあわ)せをお捜(さが)し。
」そこで、三匹の小豚は、それぞれに家を出ました。
初めに家を出た小豚は、藁(わら)で家を造(つく)りました。
すると間もなく狼(おおかみ)がやってきました。
「小豚や小豚。
わたしを家に入れておくれ。
」「いやだ、食べられちゃうもの。
」と、小豚が言うと、狼は笑って言いました。
「藁の家なんか、ふっふーのふーとひとふきさ。
」そして、ふっふーのふーと藁の家を吹(ふ)き飛(と)ばして、小豚を食べてしまいました。
二番目に家を出た小豚は、木(き)の枝(えだ)で家を造りました。
すると、やはり狼がやってきて言いました。
「木の枝の家なんか、ふっふーのふーを二回さ。
」そして、ふっふーのふー、ふっふーのふーで家を吹き飛ばして、小豚を食べてしまいました。
三番目に家を出た小豚は、煉瓦(れんが)で家を造りました。
煉瓦の家は、狼が何回ふっふーのふーと頑張(がんば)っても、吹き飛びません。
怒(おこ)った狼は、「覚(おぼ)えていろ。
必ずおまえを食べてやる。
」と言って、帰っていきました。
次の日、狼がやってきて、小豚に呼(よ)び掛(か)けました。
「美味(おい)しい蕪(かぶ)がなっている畑(はたけ)に行こうよ。
」「いいよ。
何時に行くの?」小豚が言うと、狼は、「六時だよ。
」と答えました。
そこで小豚は五時に畑に行って、蕪を全部取ってしまいました。
狼は悔(くや)しがって、また言いました。
「明日の四時に、りんごを取りに行こう。
」そこで小豚は三時に行って、りんごを全部もいできました。
怒った狼は、小豚の家の屋根(やね)に登りました。
煙突(えんとつ)から家の中に入ろうというのです。
小豚は、煙突の下で火(ひ)を燃(もや)して、大きな鍋(なべ)でお湯(ゆ)を沸(わ)かしました。
あの日(ひ)から数(かぞ)え切(き)れる季節(きせつ)を越(こ)えたのに自从那天起虽然已经过了无数的季节今(いま)の僕(ぼく)ら不安(ふあん)な日々(ひび)遠(とお)ざかるあなたの手(て)现在的我们却还是过著不安的日子你的手越来越远震(ふる)える声(こえ)こぼれた涙(なみだ)明日(あした)が見(み)えないと颤抖的声音滴落下的眼泪说著“一定要看到明天的太阳”あなた描(えが)く理想(りそう)の人(ひと)にすぐにはなれないけど虽然我不能马上变成你心目中理想的人童話(どうわ)の中(なか)の天使(てんし)のように両手(りょうて)を翼(つばさ)に変(か)えて但我愿像童话中的天使一般张开双手变成翅膀あなたを深(ふか)く包(つつ)んで行(ゆ)きたい明日(あした)を作(つく)るよ紧紧拥抱守护你一起创造明天そして僕(ぼく)にとってあなたは出会(であ)えた人同(ひとおな)じ对我而言你就像我们当初相遇时一般今(いま)も僕(ぼく)の空(そら)に輝(かがや)く綺麗(きれい)な星(ほし)のまま现在也在我的星空中闪耀著就像一直保持闪亮的星星童話(どうわ)の中(なか)の天使(てんし)のように優(やさ)しい微笑(ほほえ)む向(む)かって就像是童话中的天使一般浮现出浅浅温柔的微笑あなたを深(ふか)く包(つつ)んで行(ゆ)きたいこの手(て)で守(まも)るよ我想要用我的双手把你深深的抱住保护著你童話(どうわ)のようなハッピエンドが僕(ぼく)らの目(め)の前(まえ)にある如童话一般的Happy ending 就在我们眼前あなたと二人歩(ふたりあゆ)んで行(ゆ)きたい明日(あした)を信(しん)じて只要相信明天我跟你两个人一定可以一直走下去的童話(どうわ)の中(なか)の天使(てんし)のように両手(りょうて)を翼(つばさ)に変(か)えて但我愿像童话中的天使一般张开双手变成翅膀あなたを深(ふか)く包(つつ)んで行(ゆ)きたいこの手(て)で守(まも)るよ紧紧拥抱守护你用双手守护你この手(て)で守(まも)るよ用双手守护你夜间飞行あー君のこと考えてる部屋の隅でa ki mi no ko to kan ga e te ru he ya(a) no su mi de体操座りの小学生、外は深夜tai so u su wa ri no shou ga ku sei soto wa shin ya洗濯ものはたまっていくだけsen ta ku mo no wa ta ma te i(yu) ku da ke世界は灭亡へのカウントダウンse kai wa me zu bo e no ka un to daunテレビは见たくないte re bi wa mi ta ku nai颜うるさいな救急车ka o u ru sai na kyuu kyuu shaもしも仆がこの夜空を飞べることができるならmo shi mo boku ga ko no yo zo ra o to be ru ko to ga de ki ru na ra今すぐ君を抱きしめにいくよ风が强くてもi ma su gu ki mi o da ki shi me ni i(yu)ku yo ka ze ga zu yo ku te mo300円で満たされるまずい安心なんかよりもsan bya ku en de mi ta sa re ru ma zu i an shin nan ka yo ri mo眠るんだ君の胸の中でre mu run da ki mi no mu ne no na ka deこんな日に限って突然雨は降り出してくるkon na hi ni ka gi te to zu zen a me wa fu ri da shi te ku ru最低最悪のピリオドを打つシナリオどうりにsai te i sai a ku no pi ri o do u zu shi na ri o dou ri ni便所の落书きに电话したりben jo no ra ku ga ki ni den wa shi ta ri电柱の菊に泣きじゃくったりden chuu no ki ku ni na ki ja ku ta ri锖びたピストルsa bi ta pi su to ru冷蔵库の中にチンパンジーrei zou ko no na ka ni chin pan jiごめん仆はこの夜空を飞べることなんかできないgo men bo ku wa ko no yo zo ra o to be ru ko to nan ka de ki nai今すぐ君を抱きしめたいけど终电は过ぎたi ma su gu ki mi o da ki shi me ta i ke do shuu den wa su gi taコンビニで生温いコーヒーと适当な雑志二册kon bi ni de na ma nu ru i ko hi to te ki tou na za shi ni sa zu眠れない天井を彷徨っているne mu re nai ten jou o sa ma you tei ru飞んでも死んでも吐いてもなんでも世界は平等ぐるぐるぐらぐらなんだton de mo shin de mo hai te mo nan de mo se kai wa byo dou guruguruguragura nan da绮丽な心で爱だの恋だの当たり前の终止符を弁明してるだけki rei na ko ko ro de ai da no koi da no a ta ri ma e no shuu shi fu o ben mei shi te ru da ke 渋谷のミッドナイトスクランブルで君は迷っちまった天使shi bu ya no mi do nai to su ku ran bu ru de ki mi ha ma yo chi ma ta ten shi见えてるものに価値などない见えないものを今君に全部あげるmi e te ru mo no ni ka chi na do na i mi e nai mo no o i ma ki mi ni zen bu a ge ru仆がこの夜空を飞べることができるならboku ga ko no yo zo ra o to be ru ko to ga de ki ru na ra今すぐ君を抱きしめにいくよ风が强くてもi ma su gu ki mi o da ki shi me ni i(yu)ku yo ka ze ga zu yo ku te mo300円で満たされるまずい安心なんかよりもsan bya ku en de mi ta sa re ru ma zu i an shin nan ka yo ri mo眠るんだ君の胸の中でre mu run da ki mi no mu ne no na ka de夜空を飞んで会いに行くX Nyo zo ra o ton de a i ni i(yu) ku X N啊一个人在房间角落里想着你抱膝坐的小学生外面是深夜脏衣服只会越堆越多世界向着终结倒数电视里全是不想看到的脸还有那烦人的救护车若我能在这夜空飞翔现在就想紧紧拥抱你即使是风越来越强比起被300元满足的安心好想沉睡在你的胸口在这样的日子里突然下起了雨给最差最坏的剧情打上句号在厕所的涂鸦处打着电话对着电线杆下的菊花哭泣生锈的手枪电冰箱里的黑猩猩抱歉我不能在这夜空飞翔现在就想紧紧的拥抱你无奈末班车已经驶过只好在便利店喝着温热的咖啡随手抽出两本杂志难眠的夜看着天花板不知所措飞也好死也好吐也好什么也好世界还是平等的轱辘轱辘转动着用美丽的心去爱去恋的理所当然的休止符只希望能说清楚涉谷午夜乱序的十字路口你就像是迷路的天使看的见的东西是没有任何价值的看不见的东西现在全部都给你若我可以在这夜空飞翔现在就想紧紧拥抱你即使是风越来越强比起被300元满足的安心好想沉睡在你的胸口飞越夜空与你相见×N。
世界经典童话诵读-三人の糸紡ぎ女(三个纺纱女)《日语有声读物-世界经典童话诵读(日汉对照)(含光盘) 》是本好书,每天早上读着读着就记住了很多单词,更重要的是学会了很多地道的表达,还锻炼了口语。
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昔々むかしむかし、ある所ところに、とても怠なまけ者ものの娘むすめがいました。
娘むすめは糸紡いとつむぎが大嫌だいきらいです。
ある日ひ、お母かあさんがむりやり糸紡いとつむぎをさせようとすると、娘むすめは大おお声で泣なき出だしました。
そのとき、この国くにの女王じょおうさまが娘むすめの家いえの前まえを通とおりかかりました。
そして、女王様じょおうさまが尋たずねました。
「どうして、この娘むすめは泣ないているのですか?」お母かあさんは、娘むすめが怠なまけものなのを恥はずかしく思おもい、「は、。
この子こは糸紡いとつむぎが大好だいずきで、いつも糸紡いとつむぎを止やめさせようとすると泣なくのです。
」と、反対はんたいのことを言いってごまかしました。
すると女王様じょおうさまは、「そんなに働はたらき者ものとは、感心かんしんな娘むすめですね。
よろしい。
白しろへ連つれて行いって、好すきなだけ糸紡いとつむぎをさせてあげましょう。
」と、娘むすめをお城しろに連つれて行いったのです。
女王様じょおうさまは、娘むすめを糸紡いとつむぎ部屋へやに連つれて行いくと、言いいました。
「ここには三みっつの部屋へやがあります。
この三みつの部屋へやいっぱいのアサを全部紡ぜんぶつむいだら、おうじと結婚けっこんさせてあげましょう。
」(そ、そんなのできない。
三百年さんびゃくねんかかっても無理むりだわ。
)一人残ひとりのこされて娘むすめが泣ないていると、どこからか、三人さんにんの不思議ふしぎな女おんなの人たちが現あらわれました。
一人ひとりは平ひらべったい大おおきな足あし。
一人ひとりはあごの下したまで垂たれ下さがった長ながい唇くちびる。
中孝介- 童话- 日文版歌词あの日(ひ)から数(かぞ)え切(き)れる季节(きせつ)を越(こ)えたのに自从那天起,虽然已经过了无数的季节今(いま)の仆(ぼく)ら不安(ふあん)な日々(ひび) 远(とお)ざかるあなたの手(て)现在的我们却还是过著不安的日子,你的手越来越远震(ふる)える声(こえ) こぼれた涙(なみだ) 明日(あした)が见(み)えないと颤抖的声音滴落下的眼泪说著”一定要看到明天的太阳”あなた描(えが)く理想(りそう)の人(ひと)にすぐにはなれないけど虽然我不能马上变成你心目中理想的人童话(どうわ)の中(なか)の天使(てんし)のように両手(りょうて)を翼(つばさ)に変(か)えて但我愿像童话中的天使一般张开双手变成翅膀紧紧拥抱守护你一起创造明天あなたを深(ふか)く包(つつ)んで行(ゆ)きたい明日(あした)を作(つく)るよそして仆(ぼく)にとってあなたは出会(であ)えた人同(ひとおな)じ对我而言你就像我们当初相遇时一般今(いま)も仆(ぼく)の空(そら)に辉(かがや)く绮丽(きれい)な星(ほし)のまま现在也在我的星空中闪耀著就像一直保持闪亮的星星童话(どうわ)の中(なか)の天使(てんし)のように优(やさ)しい微笑(ほほえ)む向(む)かって就像是童话中的天使一般浮现出浅浅温柔的微笑あなたを深(ふか)く包(つつ)んで行(ゆ)きたいこの手(て)で守(まも)るよ我想要用我的双手把你深深的抱住保护著你童话(どうわ)のようなハッピエンドが仆(ぼく)らの目(め)の前(まえ)にある如童话一般的Happy ending就在我们眼前あなたと二人歩(ふたりあゆ)んで行(ゆ)きたい明日(あした)を信(しん)じて只要相信明天我跟你两个人一定可以一直走下去的童话(どうわ)の中(なか)の天使(てんし)のように両手(りょうて)を翼(つばさ)に変(か)えて但我愿像童话中的天使一般张开双手变成翅膀紧紧拥抱守护你,用双手守护你用双手守护你罗马音歌词:ima no bokurafuan na hibitoozakaru anata no tefurueru koe koboreta namida "ashita ga mienai to"anata egakurisou no hito nisugu ni wa narenai kedotenshi no you niryoute o tsubasa ni kaeteanata o fukaku tsutsundeyukitai ashita o tsukuru yososhite boku ni totte anata wa deaeta hi to onajiima mo boku no sora ni kagayaku kirei na hoshi no mamatenshi no you niyasashii hohoemi ukabeanata o fukaku tsutsundeyukitai kono te de mamoru yodouwa no you nahappii endo gabokura no me no mae ni aru anata to futari ayundeikitai ashita o shinjitedouwa no naka notenshi no you niryoute o tsubasa ni kaeteanata o fukaku tsutsundeyukitai kono te de mamoru yokono te de mamoru yo。
(グリム童話)赤頭巾ちゃんは、可愛かわいい女の子です。
ある日のこと。
お母さんが、赤頭巾ちゃんに言いました。
「おばあさんにお菓子かしと葡萄酒ぶどうしゅを届とどけておくれ。
寄より道みちをしてはいけませんよ。
」 「わかったわ。
」と、赤頭巾ちゃんは言いました。
おばあさんは森の奥おくに住んでいます。
森の入口いりぐちに着いたとき、狼が出てきました。
「赤頭巾ちゃん、おばあさんの所ところに行くんだろう。
それなら、花を摘つんで行きなよ。
」 「それはいい考えね。
」森には、たくさんの花が咲いていました。
赤頭巾ちゃんが、寄り道をして花を摘んでいる間あいだに、狼はおばあさんの所に行きました。
そして、おばあさんをぺろりと飲み込んで、ベッドに潜もぐり込こみました。
今度こんどは、赤頭巾ちゃんを呑のもうというのです。
赤頭巾ちゃんが、おばあさんの家に着きました。
おばあさんはベッドに寝ていました。
「おばあさんの耳は大きいのね。
」「お前まえの声を聞くためさ。
」「目も大きいのね。
」「お前をよく見るためさ。
」「どうして口がそんなに大きいの。
」「それはお前を食べるためさ。
」狼はそういうと、赤頭巾ちゃんに飛びかかって、ぺろりと飲み込んでしまいました。
その時、一人の猟師りょうしが通りかかりました。
庭にわで、狼がぐっすりと眠ねむっています。
「おばあさんを食べたな。
」猟師はそういうと、狼のお腹なかをはさみで切きりました。
赤頭巾あかずきんちゃんすると、まず赤頭巾ちゃんが出てきました。
続つづいておばあさんも這はい出だしてきました。
狼のお腹には、石を詰つめました。
狼は目がさめると、傍そばに猟師がいるので、慌あわてて逃げ出しました。
でも、お腹に石が入っているので、間もなくどさりと倒たおれて死んでしまいました。
赤頭巾ちゃんは、おばあさんに言いました。
「もう森で寄り道はしないわ。
狼に食べられちゃうものね。
」生词赤頭巾ちゃん(あかずきんちゃん) 小红帽お菓子(おかし) 糖果,点心届ける(とどける) 送、送到寄り道(よりみち) 绕道,顺路奥(おく) 里头,深处,摘む(つむ) 摘,采,掐ぺろりと 立刻吃光,吐舌貌飲み込む(のみこむ) 吞下潜り込む(もぐりこむ) 躲在,躲入,藏在お前(まえ) 你(第二人称俗称)飛びかかる(とびかかる) 猛扑过去猟師(りょうし) 猎人通りかかる(とおりかかる) 路过,从那里走过ぐっすり 熟睡貌続く(つづく) 继续這い出す(はいだす) 爬出詰める(つめる) 装入覚める(さめる) 醒,醒悟傍(そば) 旁边慌てる(あわてる) 急急忙忙,惊慌逃げ出す(にげだす) 逃出,溜走,开始逃跑間もなく(まもなく) 不久,不大一会儿どさりと 扑通一声倒れる(たおれる) 倒下语法注释1.それなら、花を摘つんで行きなよ。
ウサギとカエル
ある日、ウサギたちがあつまって、はなしあっているうちに、みんな、ひどく悲しくなってしまいました。
なぜなら、ウサギはいつもビクビクして、くらしているからです。
「本当に、ぼくらは人間にも、イヌにも、ワシにもねらわれてるし、ほかにも、ぼくらをエサにしようとしている動物はいっぱいいるから、こわいなあ。
毎日こんなにおそろしい思いをするくらいなら、どうだろう、いっそ、ひと思いに死んでしまうほうが、ましじゃあないか」
ウサギたちはこう考えて、みんなで池に飛び込んで死ぬことにきめました。
そこでウサギたちは、いっせいに池をめざして走っていきました。
ところが、その池のほとりには、たくさんのカエルがいて、ウサギたちの足音を聞いたとたんに、あわてて水に飛び込んで逃げました。
それを見て、ウサギの中の一番かしこい一匹が、みんなにいいました。
「おーい、みんな待ちたまえ。
自殺はやめよう。
ごらんのとおり、ぼくたちよりも、もっとよわむしで、ビクビクしているやつがいることがわかったからね」
このお話しは、ふしあわせな人は、自分よりもふしあわせな人を見ると、安心するものだということをおしえています。
おしまい兔子與青蛙
有一天,兔子們聚集在一塊,聊着聊着就變得十分悲哀起來。
爲什麽呢?兔子們總是在生活顫顫驚驚地恐慌中。
“是呀!我們總是被人類,被狗,被老鷹掠殺淘汰,且拿我們當作誘餌的動物多得數不勝數,眞是太可怕,太恐怖了。
每天這樣驚恐地活着,倒不如狠下心死了得好,如何?”
兔子們這樣想着,決定大夥一塊投池自殺。
所以,兔子們一齊跑向池塘。
然而,在那池塘的旁邊很多青蛙,一聼到兔子們的跑步聲,就慌忙地跳進水裡,逃走開了。
看到這一切,兔子中最聰明的那隻,對大夥說道:“喂~,大家等一等。
別自殺啦!正如你們所看到的,牠讓我們明白還有比咱們更膽小,更顫顫驚驚活着的動物呢。
”
這個故事告訴我們:不幸的人看到比自己更加不幸的人時,就會安心了。