日语专四2010年真题 大学日本语専攻四级能力试験问题(2010)62

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大学日本語専攻四級能力試験問題(2010)

(試験時間:160分)

注意:解答はすべて解答用紙に書きなさい。

問題二、次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えはそれぞれA、B、C、Dの中から最も適当なものを一つ選びなさい。(1×10=10点)

デカルトが述べたことで、もう一つ、科学の発展にとって非常に重要だったことは、世界の真実の状態と、われわれが五感で認識する世界の状態とは、必ずしも同じものではないかもしれないという指摘にある。私たちは、地面の上に空が広がり、空は青くリンゴは赤いと認識するが、そうやって私たちが認識する通りのものが、まさに世界の物質の実態であるとは限らない、と彼は指摘した。

①このことも、デカルト以前の時代には、はっきりと認識されてはいなかった。

物体が落ちるのは、まさに「上から下」に向かって落ちるのであって、色には、私たちが見るとおりの「赤」なら②「赤」の本質というものがあると思われていたのである。

事実は、万有引力の法則によって物体が互いに引き合うのであり、「上から下」へは、たまたま地球が非常に大きいために、地上のものはみな地表に引きつけられるから起こることである。色も、実はいろいろな波長の電磁波であり、私たちの網膜の細胞に喚起されるインパルス(注1)の違いが、異なる色として認識されるだけである。

これは、デカルトのたいへんな慧眼であったと私は思う。人間は、なかなか、③自分自身にとっての現実から逃れられない④ものだ。自分の実感と世界の真の姿との間に、なんらかの(⑤)があるかもしれないなどと気付くのは、なみたいてい(注2)のことではないだろう。しかし、そこで次にまた疑問がわく。私たちの世界の認識は、世界の真の姿とは関係がなく、なんら(注3)特別な根拠のない把握の仕方なのだろうか。それとも、まったく同じものを把握しているのではないとしても、⑥私たちの世界の認識は、なんらかの形で真実と対応した認識の一形態なのだろうか。つまり、私たちの世界の認識の仕方は、まったく無作為、任意の、たまたま偶然的になされる勝手なものなのか、それとも、なんらかの真実との対応をもっているものなのか、ということである。

これは、科学的知識の確かさについての、昔からの議論の題材である。さらに、最近のポストモダン(注4)の⑦相対主義者ならば、科学も、ある個人の世界の認識も、すべては、単に一つの見方、勝手な構築にすぎないというのだろう。

しかし、私はそうは思わない。私たちが世界をどのように認知するかは、私たちという生物種が、ある特定の生態学的位置の中で生存していく上で、役に立つような仕方に作られている⑧はずだ。私たちは、空を飛ばずに地上を歩く生物なので、⑨三次元的なアクロバティック(注5)な運動や感覚には優れていない。一方、昼間に活動する生活なので、色や明暗の識別には長けている。その意味で、私たちの感覚の世界は制限を受けている。しかし、私たちの認識は、確かに、世界の真実の一部と対応している。

注:⑴インパルス∕神経繊維を伝わる活動電位。

⑵なみたいてい∕普通。

⑶なんら∕不明なもの、不明なことをさしていう。なに。

⑷ポストモダン∕脱近代主義。

⑸アクロバティック∕曲芸のようであるさま。

76. ①このことは何を指しているのか。

Aデカルト以前の時代に、はっきりと認識されていなかったということ

B私たちは、地面の上に空が広がり、空は青くリンゴは赤いと認識するということ

C私たちが認識する通りのものが、まさに世界の物質の実態であるとは限らないというこ

D世界の真実の状態と、われわれが五感で認識する世界の状態とは、同じではないということ

77.②「赤」の本質というものがあると思われていたとあるが、なぜそうなる

のだろうか。

A世界の真実の状態を表していると思われていたから

B我々の五感が世界を正しくとらえていると思われていたから

C我々が認識する通りの物質の実態があると思われていたから

D世界の物質の実態は我々の認識に関係していると思われていたから

78.③自分自身にとっての現実とは、どういう現実なのか。

A物体が互いに引き合うという現実

B自分が世界を正しく認識できる現実

C自分の実感と世界の真の姿という現実

D自分の五感で認識し把握している現実

79.④ものだの用法と同じものは次のどれか。

A一度でもいいから、宇宙旅行したいものだ。

B子供の時に、よくクラスメートと一緒にここで遊んでいたものだ。

C世界の真実の状態と、人間が認識する世界の状態とは、同じものだ。

D物は、使いようによっては、本来の役割と違った役割も果たすものだ。

80.(⑤)に入る最も適当な言葉は次のどれか。

A関係B現実CずれD矛盾

81.もし⑥私たちの世界の認識は、なんらかの形で真実と対応した認識の一形態であると

すれば、科学知識に対してどんな考えを持つことになるのか。

A科学知識は、まったく無作為、任意の、偶然的になされたものである。

B科学知識は、全部ではないが、世界の真実の一部と対応している。

C科学知識は、世界の真の姿とは関係がなく、特別な根拠がない。

D科学知識は、人間の角度から世界の真実を正確に捉えている。

82.⑦相対主義者の科学知識に対する認識はどんなものか。

A人間が勝手に構築したもの

B世界の真の姿と合わないもの

C根拠のない把握の仕方によるもの

D無作為、任意的、偶然的になされるもの

83.⑧はずだのいみは次のどれか。

Aすべきだ。

B当然、そうである。

Cしなければならない。

Dそうすれば、いいなあ。

84.⑨三次元的なアクロバティックな運動や感覚には優れていないとあるが、何を説明し

ようとしているのか。

A人間は、他の動物のように三次元の運動や感覚に優れていないから、感覚の世界で制限を受けていること。

B人間は、ある特定の生態学的位置に置かれているので、生存に役立つような仕方で認識していること。

C人間は、昼間に活動する生物なので、色や明暗の識別には長けているという特徴を持っていること。