[剧本]千と千寻の神隠し
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侧耳倾听哈尔的移动城堡龙猫猫的报恩千与千寻风之谷红猪借东西的小人·执导电影简介1:鲁邦三世(1979)表格数据暂时无法显示在一次的银行抢劫行动里,鲁邦发现这些钱全是假钞……原来卡里奥斯特罗工公爵利用其特殊的身份,利用卡里奥斯特罗城作掩护,暗地里正从事着印制假钞的工作。
为了调查真相,鲁邦潜进卡里奥斯特罗城,但却意外发现另一桩更骇人的秘密。
原来卡里奥斯特罗城里隐藏了一个巨大的藏宝秘密,公爵为了解开这个秘密,强迫克拉丽丝公主必须和他结婚,于是鲁帮三世展开了有史以来第一次不偷东西的冒险之旅……PS:本剧的中文字幕由于盗版商未曾知道北美版的擅自剧情和台词改动而用北美的改动剧情和台词翻译,造成与日文音轨剧情严重不符。
所以希望广大观众去观看正确的字幕。
2、风之谷(1984年)表格数据暂时无法显示1984年宣传语:热爱一草一木与虫类交谈驾驭风的飞鸟。
电影版《风之谷》是宫崎骏先生的成名作,1984年全日本公映时引起轰动,剧中独特的世界观以及人性价值观深刻地影响了其后十余年日本动画的走向,女主角娜乌西卡更是连续十年占据历代动画片最佳人气角色排行榜冠军之位,选票通常超过第二名四五倍之多——第二名分别曾为《蓝宝石之迷》的女主角娜迪娅以及《城市猎人》中的寒羽良等。
宫崎骏也因此片而奠定了他在全球动画界无可替代的地位,迪士尼将他尊称为动画界的黑泽明。
相对于一般动画片而言,本片堪称是一部动画片中架构宏大、主题严肃、想象瑰丽的英雄史诗。
尽管影片的主人公还是个孩子,但其他人物出场众多,绝不是一般动画片孩子们的世界所堪比拟,形成一个完备的神话/科幻世界。
而影片的主题也同样严肃甚至是沉重,包括人类的战争、主角横跨世界对于生命的追寻,以及人与自然斗争等等宏大的主题。
影片中的世界,不同于现实的世界,却又独具神秘的魔幻色彩,如同后来的“指环王”系列,想象奇异而又丰富多彩。
而在魔幻的同时,影片还具有影射现实的科幻色彩,尤其是人与自然既斗争又共存的状态,与我们生活的现实一般无二,而且更有启迪意义,这也是这部影片被称为“环保”影片的原因。
千与千寻宫崎骏到底想要表达什么主题「勿忘初心,方得始终。
」日文片名《千と千寻の神隠し》中的“神隠し”是一个不具浓郁日本英美民俗特色的词,意思是“被神仙藏起来”,以前,日本人用这个词来指或女子无故失踪、无法找到的情形。
而外国外国翻译出来的片名多半是《千与千寻》,隐去了“神隠し”这层意思。
《千と千寻の神隠し》描写了一个什么故事呢?概括就是一个小女孩儿历经重重磨难救回自己的父母的故事。
在整条简单的主线之下,又会发生了许多耐人寻味的支线支线剧情。
宫崎骏总是这样,能叫你从他的作品中生出许多奇思来。
十岁的小千寻随父母一起从城市搬到乡下,经过一条神秘的隧道之后,他们误入了诸神的世界。
千寻的父母因为贪吃,被魔法变成了猪。
为了救回父母,千寻在这个奇怪的世界开始了紧张刺激的婚姻生活。
一个似乎早就认识千寻的少年白先生给了她指点,在锅炉爷爷、小玲等人因的帮助下,千寻依靠劳动留在了这个世界的汤屋。
之后又结识了河神,无脸人,大婴儿,钱婆婆。
总之最后的结局就是营救成功了,千寻一家回到原来的世界过回本来的生活。
中间有一些片段值得据说,它们意味深长,常常让人因疑惑到底哪一层含义才是宫崎骏想要表达的主题?1.劳动千寻误入汤屋之后,法制科蚜一直提醒她一定要劳动,不管汤小妹怎么做,都一定要好意要劳动。
只有劳动才能安全若想留在这里,否则就会被魔法变成猪,任人宰割。
在这里,“劳动”被明确地指出了其重要性,不劳动就无法生存。
2.环保首先是小白(白先生,白龙),小白当初是一条河,琥珀川,结果河流被填埋,他无法生存,就成了影片里大家看到的小白的样子,留在了汤屋。
小白的小白产生就集中体现了人与自然的冲突,自然被人类侵犯。
更明显的一处呢,就是河川之神。
淡水河之神来汤屋洗澡,他来惊呆的时候可把大家给吓坏了,脏得不得了,所过之处,一片狼藉,大家还以为他是可怕的烧焦神。
汤婆婆就派小千(千寻)用最脏的那个浴池给他洗澡,用了好多“药浴”,最终发现原来那是身份高贵的河川之神。
千と千寻の神隠しyo n de i ru / mu ne no do ko ka o ku de呼んでいる胸のどこか奥でi tsu mo ko ko ro o do ru / yu me wo mi ta iいつも心踊る梦を见たいka na shi mi wa / ka zo e ki re na i ke re do悲しみは数えきれないけれどso no mu ko u de ki to / a na ta ni a e ruその向こうできっとあなたに会えるku ri ka e su a ya ma chi no / so no ta bi hi to wa缲り返すあやまちのそのたびひとはta da a o i so ra no / a o i sa wo shi ruただ青い空の青さを知るha te shi na ku / mi chi wa tu zu i te mi e ru ke re do 果てしなく道は続いて见えるけれどko no ri yo u te wa / hi ka ri wo i da ke ruこの両手は光を抱けるsa yo na ra no to ki no /shi zu ka na mu neさよならのときの静かな胸ze ro ni na ru ka ra da ga / mi mi wo su ma se ruゼロになるからだが耳をすませるi ki te i ru fu shi gi / shi n de i ku fu shi gi生きている不思议死んでいく不思议ららら……(ra ra ra ……)おおお……(o o o ……)るるる……(ru ru ru ……)yo n de i ru / mu ne no do ko ka o ku de呼んでいる胸のどこか奥でi tsu mo na n do de mo / yu me wo e ga ko uいつも何度でも梦を描こうka na shi mi no ka zu wo / ii tsu ku su yo ri悲しみの数を言い尽くすよりo na ji ku chi bi ru de / so to u ta o u同じくちびるでそっとうたおうTo ji te i ku o mo i de no / so no na ka ni i tsu mo闭じていく思い出のそのなかにいつもwa su re ta ku na i / sa sa ya ki wo ki ku忘れたくないささやきを闻くko na go na ni ku da ka re ta / ka ga mi no u e ni mo こなごなに砕かれた镜の上にもa ta ra shi i ke shi ki ga / u tsu sa re ru新しい景色が映されるha ji ma ri no a sa no / shi zu ka na ma doはじまりの朝静かな窓ze ro ni na ru ka ra da / mi ta sa re te yu ke ゼロになるからだ充たされてゆけu mi no ka na ta ni wa / mo u sa ga sa na i海の彼方にはもう探さないka ga ya ku mo no wa / i tsu mo ko ko ni辉くものはいつもここにwa ta shi no na ka ni / mi tsu ke ra re ta ka ra わたしのなかに见つけられたから。
第一課『千と千尋の神隠し』一、あらすじ:10歳の尐女、荻野千尋(おぎの ちひろ)はごく普通の女の子である。
夏のある日、両親と千尋は引越し先の町に向かう途中で森の中に迷い込み、そこで奇妙なトンネルを見つける。
嫌な予感がした千尋は両親に「帰ろう」と縋すがるが、両親は好奇心からトンネルの中へと足を進めてしまう。
仕方なく後を追いかける千尋。
出口の先に広がっていたのは、広大な草原の丘だった。
先へ進むと、誰もいないひっそりとした町があり、そこには食欲をそそる匂いが漂っていた。
匂いをたどった両親は店を見つけ、そこに並ぶ見たこともない料理を食べ始めてしまう。
それらの料理は神々の食物であったために両親は呪のろいを掛けられ、豚になってしまう。
一人残された千尋はこの世界で出会った謎の尐年ハクの助けで、両親を助けようと決心する。
千尋は八百万の神々が集まる湯屋あるいは「油屋」の経営者、湯婆婆に雇用を願い出る。
湯婆婆は千尋の名前を奪い、「千」という新しい名を与えた。
千尋は油屋の下働きとして働きながら、様々な出来事に遭遇しつつも、ハクや同僚のリン、釜爺らの助けを借りて、懸命に立ち向かい成長していく。
最後には、豚になった両親を人間にもどすことができたという話である。
二、登場人物1、荻野千尋 (おぎの ちひろ) / 千 (せん)主人公。
小学4年生で10歳の平凡な尐女。
神の食物に手を付け、豚にされてしまった両親を人間に戻し、元の世界に帰るために湯婆婆と契約を交わし、名前を奪われ「千」となって湯屋で働くことになる?以前は家の手伝いなどしたことも無いため家事の手際は悪く、我侭ですぐにむくれる、そのくせ一人になると不安になって何をしていいかも迷う性格だったが、不思議な町での体験を通して、逞しく成長する?なお、本作は水にまつわるイメージが数多いが、千尋の『尋』は「水深などをはかる単位」であり、『千尋』には「非常に長く、また測りにくいほど深いこと」という意味がある。
《千与千寻》幕后手稿大赏!每一幅手绘都是艺术品,宫崎骏执导想必很多朋友之前都看过《千与千寻》这部动画电影。
不过,在信息传播还未能如此发达的当初,大部分人可能只看到过《千与千寻》在屏幕上投影的绚丽画面。
但是,随着该作品设定集推出和幕后资料的曝光,人们开始有机会看到它少见而又珍贵的的另一面。
《千与千寻》是一部吉卜力工作室制作的动画电影,由宫崎骏执导和编剧。
故事内容主要讲述了女主千寻一家人,意外来到满是神灵的异世界,千寻为了救回被困其中的父母,在这个奇异世界经历磨难最后获得成长的故事。
整个故事充满了魔幻和神奇,当年观看的时候真是让人觉得耳目一新。
该片于2001年7月20日在日本上映,后于2019年6月21日在中国上映。
影片的日文片名为:《千と千寻の神隠し》。
其中的“神隠し”一词是一个日本民俗特色的词,意为是“被神仙藏起来”,也常指孩子无故失踪、无法找到的情形。
这点也很符合影片的剧情。
来到国内后,中文的译名直接改成了《千与千寻》。
该片获得了美国第75届奥斯卡金像奖最佳动画长片、第52届柏林国际电影节金熊奖最佳影片、第30届动画安妮奖最佳动画长片等殊荣,成为了宫崎骏的代表作之一。
大量的手绘原稿吉卜力工作室的作品,都是以手绘形式为主,所以《千与千寻》的手绘原稿自然少不了。
传统的吉卜力工作室电影制作方式,主要有以下几个步骤:角色的设计→绘制分镜剧本→绘制场景原画→将画好的线条扫至电脑→拍摄背景画→电脑上色→数字合成→剪辑→录音、配音。
《千与千寻》从1999年春季就开始制作分镜剧本了,于2000年2月至2001年6月期间进行绘制原画,在17个月内,总计完成了11万2千张图。
因为吉卜力工作室一般会用水彩为基底来绘制背景,所以其中还存在着大量以水彩为基础的背景画,据说光是这样的水彩背景画就有1380张之多。
每一幅手绘都是艺术品我们马上就跟着影片珍贵的手稿去看整个故事的脉络,感受一下荧幕后的那些画面。
影片的开始,10岁的少女千寻,随着父母从城市搬到乡下。
千と千尋の神隠し父千尋。
千尋、もうすぐだよ。
母やっぱり田舎ねー。
買い物は隣町に行くしかなさそうね。
父住んで都にするしかないさ。
ほら、あれが小学校だよ。
千尋、新しい学校だよ。
母結構きれいな学校じゃない。
「しぶしぶ起きあがってあかんべをする千尋。
」千尋前の方がいいもん。
…あっ、あああ!おかあさん、お花しおれてっちゃった!母あなた、ずーっと握りしめてるんだもの。
おうちについたら水切りすれば大丈夫よ。
千尋初めてもらった花束が、お別れの花束なんて悲しい…母あら。
この前のお誕生日にバラの花をもらったじゃない?千尋一本ね、一本じゃ花束って言えないわ。
母カードが落ちたわ。
窓開けるわよ。
もうしゃんとしてちょうだい!今日は忙しいんだから。
タイトル父あれ?道を間違えたかな?おかしいな…母あそこじゃない?ほら。
父ん?母あの隅の青い家でしょ?父あれだ。
一本下の道を来ちゃったんだな。
…このまま行っていけるのかな。
母やめてよ、そうやっていつも迷っちゃうんだから。
父ちょっとだけ、ねっ。
千尋あのうちみたいの何?母石のほこら。
神様のおうちよ父おとうさん、大丈夫?父まかせとけ、この車は四駆だぞ!千尋うぁっ―母千尋、座ってなさい。
千尋あっ、うわっ…わっ、わっ!ぅああああああっ!母あなた、いいかげんにして!父行き止まりだ!母なあに?この建物。
父門みたいだね。
母あなた、もどりましょう、あなた。
千尋?…もぅ。
父何だ、モルタル製か。
結構新しい建物だよ。
千尋…風を吸込んでる…母なぁに?父ちょっと行ってみない?むこうへ抜けられるんだ。
千尋ここいやだ。
戻ろうおとうさん!父なーんだ。
恐がりだな千尋は。
ねっ、ちょっとだけ。
母引越センターのトラックが来ちゃうわよ。
父平気だよ、カギは渡してあるし、全部やってくれるんだろ?母そりゃそうだけど…千尋いやだ、わたし行かないよ!戻ろうよ、おとうさん!父おいで、平気だよ。
千尋わたし行かない!うぅ…あぁっ!母千尋は車の中で待ってなさい。
「途中、車の中で」お父さん:千尋、千尋、もうすぐだよ。
お母さん:やっぱり田舎ねえ、買い物は隣町に行くしかなさそうね。
父:住んで都にするしかないさ。
ほら、あれが小学校だよ。
千尋、新しい学校だよ。
母:けっこうきれいな学校じゃない。
千尋:前の方がいいもん。
あっ、あっ、お母さん、お花萎れてっちゃった。
母:あなたずーと握りしめてるんだもの。
お家に着いたら、水切りすれば大丈夫だよ。
千尋:初めてもらった花束が、お別れの花束なん悲しい。
母:あら、この前のお誕生日にハラの花をもらったじゃない。
千尋:一本ね。
一本じゃ花束って言えないわ。
母:カードが落ちたわ。
窓開けるわよ。
もう、シャンとしてちょうだい、今は忙しいんだから。
千と千尋の神隠し「森の中で」父:あれ?道を間違えたかな、おかしいなあ。
母:あそこじゃない、ほら。
父:ん?母:あの隅の青い家でしょう?父:あれだ、一本下の道を来ちゃったんだな。
このまま行っていけないかな。
母:やめてよ、そうやっていつも迷っちゃうんだから。
父:ちょっとだけね。
千尋:あの家みたいの何?母:石の祠、神さまのお家よ。
千尋:お父さん、大丈夫?父:任せとけ。
この車は四駆だぞ。
母:千尋、座ってなさい。
千尋:ワツワツワツゕゕーツ!母:あなた、いいかげんにして。
父:トンネルだ。
(ブレーキの音)「トンネルの前で」母:なあに、この建物。
父:門みたいだね。
母:あなた、戻りましょう、あなた。
千尋、もう。
父:何だ、モルタル製か、けっこう新しい建物だよ。
(かすかに風の音)千尋:あっ、風を吸い込ん出る。
母:なあに?父:ちょっと行って見たい?向こうへ抜けられるんだ。
千尋:ここいやだ。
戻ろう、お父さん。
父:なんだ?怖がりだな千尋は。
ね、ちょっとだけ。
母:引っ越しセンターのトラックが来ちゃうわよ。
父:平気だよ。
鍵は渡してあるし、全部やってくれるんだよ。
母:そりゃそうだけと。
千尋:いやだ!私、行かないよ。
戻ろうよ、お父さん。
父:おいで、平気だよ。
千尋:私、行かないよ。
うっあっ。
母:千尋は車の中で待ってなさい。
「トンネルの中で」父:足元、気をつけな。
母:千尋そんなにくっつかないで、歩きにくいわ。
千尋:ここどこ?母:あっほら、聞こえる。
父:ん?(遠くの電車の音)千尋:電車の音。
母:案外駅が近いのかもしれないね。
父:行こう。
すぐわかるさ。
「草原」千尋:こんなことに家がある。
父:やっぱり間違いないな、テーマバックの残骸だよ。
これ。
90年ごろにわっちこっちでたくさん計画されてさ。
バブルがはじけて、みんな潰れちゃったんだ。
これもその一つだよ。
キッド。
千尋:えーまた行くの、お父さん、もう帰ろうよ。
ねえー。
(風の音)千尋:お母さん、あの建物唸っているよ。
母:風なりでしょう。
気持ちいいとこねえ。
車の中のサンドッチ持ってくればよかった。
父:川を作ろうとしたんだね。
ふん?なんかにおいわない?母:あら、ほんとね。
父:まだやっているのかもしれないよ、ここ。
母:千尋、早くしなさい。
千尋:待ってー。
「町の中で」父:こっちだよ。
母:あきれた、これ全部食べ物屋よ。
千尋:誰もいないね。
父:ん、あそこだ。
おーい!おーい!ああーうん、あーこっち、こっち。
母:わあ、凄いわね。
父:すいません。
どなたがいませんかー。
母:千尋もおいて、おいしそうよ。
父:すいません。
母:いいわよ。
そのうち来たらお金払えばいいんだから。
父:そうだな、そっちにいいやつが。
母:これ、なんていう鳥かしら、おいしい!千尋、すごくおいしいよ。
千尋:いらない!ねえ、帰ろう、お店の人に怒られるよ。
父:大丈夫、お父さんがついてるんだから。
カードも財布も持っているし。
母:千尋も食べね、骨まで柔らかよ。
父:芥子。
母:有り難う。
千尋:お母さん、お父さん!変なの、電車だ。
白竜:ハッ、ここへ来てはいけない、すぐ戻れ。
千尋:えっ?白:時期に夜になる、その前に早く戻れ。
もう明かりがはいった、急いで!私は時間を稼ぐ、川の向こうへ走れ!(電流が入るの音)千尋:なによ、あいつ。
お父さん、お父さん、帰ろう!帰ろう、お父さん!はーっ!(バシッ!バシッ!)(ブヒゖー)千尋:ウワーッ、ギャーッ!お父さん!お母さん!お母さん!ギャーッ!(水が流れる音)千尋:水だ!夢だ!夢だ!覚めろ!覚めろ!覚めろ!覚めて、これは夢だ、夢だ、みんな消えろ、消えろ。
消えろ、ああっ!透けている!ああ!夢だ、絶対夢だ!(フェリーの接岸音)千尋:ギャーッ!はーッ!白:怖がるな、私はそなたの味方だ。
千尋:いや!いや!いや!白:口を開けて、これを早く。
この世界のものを食べないと、そなたは消えてしまう。
千尋:いや!あっ!白:大丈夫、食べても豚にはならない。
かんでになさい。
いい子だ、もう大丈夫。
触ってごらん。
千尋:触れる。
白:ね、さー、おいで。
千尋:お父さんとお母さんは?どこ?豚なんかになってないよね。
白:今は無理だが、必ず会えるよ。
静かに!そなたを探しているのだ。
時間がない、走ろう!千尋:ああ。
立ってない。
どうしよう。
力が入らない。
白:落ち着いて、深く息を吸ってごらん。
そなたの内なる風と水の名において。
時はない、立って。
千尋:あ!ああ!「庭園で」白:橋を渡る間、息をしてはいけないよ。
ちょっとでも吸ったり吐いたりすると術がとけて、店の者に気づかれてしまう。
「橋で」千尋:怖い。
白:心を静めて。
蛙男:いらっしゃいませ。
お早いお着きで。
いらっしゃいませ!いらっしゃいませ!白:所用からの戻りだ。
蛙男:はい、お戻り下さいませ!白:深く吸って、止めて!湯女達:いらっしゃーい、お待ちしてもしたよ。
白:しっかり、もう少し。
青蛙:白さまー、どこへいっておったー?千尋:ゲッ!ング。
青蛙:ゲッ!人か?白:走れ!湯女達:ゕレーッ!青蛙:ゲッ、ゲッ!「花園」兄役:白様!白様!エエにおめわか、人が入りこんだぞ。
人くさいぞ、人くさいぞ。
白:感づかれたな。
千尋:ごめん、私、息しちゃった。
白:いや、千尋はよくがんばった。
これからどうするか話すから、よくお聞き。
ここにいては必ず見つかる。
私は行ってごまかすから、この隙に千尋はここを抜け出して。
千尋:いやッ、行かないで、ここにいて、おねがい。
白:この世界で生きのびるためにはそうするしかないんだ。
ご両親を助けるためにも。
千尋:やっぱり豚になったの夢じゃないんだ。
白:ジッとして。
騒ぎが静まったら、裏の潜り戸から出られる、外の段階を一番下までおりるんだ。
そこにボラー室の入り口がある。
火を炊く所だ、中にカマジという人がいるから、カマジに会うんだ。
千尋:カマジ?白:その人にここで働きたいって頼むんだ、断られても、粘るんだよ。
ここでは仕事を持たない者は湯バーバに動物にされてしまう。
千尋:湯バーバって?白:合えばすぐに分かる。
ここを支配している魔女だ。
ヤだとか、帰りたいとか言わせるように仕向けてくるかど、働きたいってだけ言うんだ。
つらくても、耐えて機会を持つんだよ。
そうすれば、湯バーバも手が出せない。
千尋:うん。
湯女達:白さまー!はくさまー!白:行かなければ忘れないで。
私は千尋の味方だからね。
千尋:どうして私の名を知ってるの?白:そなたの小さい時から知っている。
私の名は白だ。
白はここにいるぞ。
蛙男:はくさま、湯バーバさまが、白:わかっている、そのことで外へ出ていた。
「外の段階で」千尋:ウーフッ!ヤッ!ハゔハゔハゔハゔ!キャッ!ヤャヤーッ!ヤーッ!蛙A:頼むよ!女A:あいよー!蛙B:酒はまだか?蛙C:あとちゃっと!蛙A:急げよ!こんな大勢さんは久ぶりだ。
蛙B:たっぶり飲んでももらわなきゃな。
蛙A:ハッハッハッ。
「ボラー室で」(湯気が吹き出る音)(風呂釜がシューシュー鳴る音)千尋:ゕチッ、ハゔ、あ、あの、すいません。
カマジ:(ゴクゴク)千尋:あ、あの、あのカマジさんですか?カマジ:ん?ん、ん?千尋:あの白という人に言われてきました。
ここで働かせて下さい。
(チリリーン)カマジ:ん、ん、エー、こんなに一度。
チビとも、仕事だ。
(カンカンカンカン)カマジ:わしゃあ、カマジだ。
風呂にこきつかれれとるジジだ。
チビとも、早くせんか!千尋:あの、ここで働かせてください。
カマジ:手は足りとる。
そこら中ススだらけだからな。
いくらでも、かわりはおるわい。
ススワタリ:キゖキゖキゖ。
千尋:あ、ごめんなさい。
ススワタリ:キゖキゖキゖ。
千尋:ちょっと待って。
カマジ:邪魔邪魔。
(チンチンチン)千尋:ハッ!ススワタリ:キゖキゖキゖ千尋:ウッー、ど、どうするの、これ?ここに置いといていいの?カマジ:手に出すんなら、しまいまでやれ。
千尋:よしっススワタリ:キゖキゖキゖカマジ:ごらー、チビとも、ただのススに戻りたいのか?あんたも、気まぐれに手ェ出して、人の仕事をとっちゃならねえ。
働かなきゃな、こいつらの魔法は消えちまうんだ。
ここにあんたの仕事はねえ。
他をあたってくれ。
ススワタリ:キゖキゖキゖカマジ:なんだお前達、文句があるのか?仕事しろ!仕事!リン:めしだよ!なんだまた喧嘩してるんの?カマジ:オ、オ。
リン:よしなさいよ、もう器は?カマジ:オ、ワオ。
リン:ちゃんと出しといてって言ってるのに。
カマジ:めしだ、休けーい!ススワタリ:キゖキゖキゖ。
リン:うわーう!人間がいるじゃん!やばいよ。
さっき上で大さわぎしてたんだよ。
カマジ:わしの孫だ。
リン:孫―?カマジ:働きたいと言うんだが。
ここは手が足りとる、おめえ、湯バーバのとこへ連れてってくれねえか、後は自分でやるだろう。
リン:やなこった!あたいが殺されちまうよ。
カマジ:これたどうだ?モリの黒焼き、上物だぞ。
どのみち働くには、湯バーバと契約せにゃならん。
自分で行って、運を試しな。
リン:チュッ、そこの子、ついて来な。
千尋:あ、わっ。
リン:あんたね。
ハとかお世話になりますとか言えないの?千尋:あ、ハ。
リン:ドンくさいね。
早くおいで。
千尋:ハ。
リン:ワツなんか持ってどうするのさ!靴下も。
千尋:ハ。
リン:あんなカマジにお礼言ったの?世話になったんだろう。
千尋:ウッ、ありがとうございました。
カマジ:グットラック。
「建物の中」リン:湯バーバは建物の天辺のその奥にいるんだ。
早くしろよ。
千尋:あっ。
「エレベーターの中で」リン:鼻がなくなるよ。
「廻廊の中で」蛙1:あんが様も急げよ!蛙2:もうすぐです。
蛙1:女中は戻っているか?「エレベーターの中で」リン:もう一回乗り続くからね。
千尋:ハ。
リン:着くよ。
い、いらっしゃいませ。
おしらさま:ウー。
リン:お客様、このエレベーターは上へはまいりません、他を探してください。
「廻廊の中で」千尋:ついて来る。
リン:キョロキョロするんじゃないよ。